2009年03月02日

ブログ引っ越します

ながらくこのライブドアブログでやってきた「秋華洞・丁稚ログ」ですが、
自前のサイトに引っ越そうと思います。サイトのコンテンツの厚みを増すためにはその方がいいようなので。。

でもMTをインストールするのは大変でした。。。

ともあれ、

http://www.aojc.co.jp/blog/

にいらっしゃいませー!
  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年02月21日

ドラマ「ありふれた奇跡」すばらしい

毎週、山田太一脚本のこのドラマ、楽しみに見ています。

リアリティがない、仲間由紀恵の演技がわざとらしい、などの意見を散見しますけど、やっぱり毎回素晴らしい。

登場人物の葛藤のさせ方、家族の構成員にそれぞれ「秘密」を持たせて、それが面倒にからみあっていって、どうなるのかどうなるのか、と思わせる。不揃いの林檎たちを思い出させますね。

それと、主人公のオトコノコの父親の風間杜夫、井川比佐志が素晴らしい!風間杜夫ってこんなに深みのある、人間味のある芝居が出来るヒトになっていたんだ!井川さんもせっかちでさびしがりやな下町人情職人を類型的でなく演じている。山田さんの脚本がいいのは勿論だけど(そりゃあ予定調和的な台詞も例のよってあるけど)、妙に親近感のわくかけあいがいいですねえ。

仲間由紀恵はごくせんのころは興味なかったけど、なんだかにわかファンに。ユキエちゃん、ユキエちゃんと家では一日中つぶやいてます。。。  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年02月19日

いいこと

昨日はちょっと嬉しいこと。

その1

アメリカからふいにお客様がいらして、とある日本人画家の水墨画を買っていただいた。初めての日本美術購入という。電気系のビジネスマン。美しい同僚の女性もいらして、私のカタコトの世間話にも花が咲く。とても爽やかなご一行であった。

英語の勉強、最近少し怠っていた。やんなきゃね。

東京でアートといえば、秋華洞。という認識が海外で少しずつでも広がるといいな、と思う。

ちなみにネットでも二点ほど売れる。

その2

カタログの最終追い込みを印刷屋さんで行う。今カタログはスタッフが本気で作っている。その熱意が嬉しい。業者さんも真剣である。むかし、映画作りを通してやりたかった世界がここにある。

美術商の経営は簡単ではないが、ヒトが育ち、少しずつでも仕事のレベルがあがるのは嬉しい。

その3

家に帰ると嫁さんの機嫌がいい。なんでも娘が塾で社会のてすとが満点だったとか。そんなことで機嫌がいいなんて、フツウの母親なんだなあ、と思う。ただ、その娘は寝る前に、詰まらないことで親に反抗して、こっぴどく嫁さんに怒られていたが。嫁さんが怒ると僕も一緒に怒られそうで恐い。本当に恐い。  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年02月17日

カタログ頑張ってます。

カタログは大詰め、頑張ってます。

英語メルマガ、日本語メルマガ
その間を縫って出しました!

それとウェブサイトも少しずつ(今回はフォーム)改良しています。。


  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!
Posted by syukado at 09:06コメント(0)トラックバック(0)

2009年02月14日

くだんの禅の会では、朝5時起きを薦めているが、実践できない方もいるという。

フン、5時起きくらい。

と、思った。昔仕事で数年3時台に起きていたことがあったからだ。

で、やってみようと思った。昨日はクリア。

今朝。5時に目覚ましが鳴る。よし、起きよう。うーーん、起きるぞ。

時計を見ると、6時。

うーーん、と思った間に一時間、たったらしい。

おかしい。

しかし、観念と実践の間には、開きがある。

こんなところに、克服すべき壁が、ひとつ、ありますね。

春一番が吹き荒れる朝に。
  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年02月13日

座禅

座禅の会、に参加してきました。

座禅、にはあまりいい思い出がないのです。学生時代に友達に誘われてとある有名大学の有志の会に何回か行ったのですが、何か社会に適応できないヒトが逃げ場として使っている印象があり、動作もわざとらしく思えてイヤであった。

今回も座禅自体に興味があって参加したわけではないのだが、そのこと自体はあっという間に終わってしまって感想らしい感想などない。ただ、参加している方々が、禅での自分の修養を日常の経営に積極的に生かしている、社会に立ち向かう(言葉が適切とはいえないかもしれないが)ツールとして使っていることにはポジティブに思えた。

また、白隠の言葉、禅語などを私は商品として取り扱っているわけであるが、そうした先人の「言葉」を生かす取り組みとして、現代の若い人がやろうとしている、ということは新鮮であった。白隠の言葉を参禅前に必ず読む。どちらかといえば、年配者が個人の「趣味」「信条」として求める場合が多かったから、現在に生かされている場があるのは面白かった。イトコの田中大ちゃんも、「先賢諸聖のことば」という本を出して、墨跡・筆跡を現代の経営者に生かそうという取り組みをしているが、実態としてどのように受け入れられているのか、よくわからなかった。そういう意味では、本気で先人の言葉を消化していこう、としている人たちがいるとすればすごいことだろうと思う。

今後参加するかはわからないが、熱気あふれるこういう場があることはよいことだと思った。

  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!
Posted by syukado at 06:10コメント(0)トラックバック(0)

2009年02月09日

日本画家と

土曜日は、銀座のやすーいおでん屋さん(そういうのがあるのです、場所はナイショでーす)で、ネット関係のお知り合いと、日本画の作家さんなどと飲みに行きました。

お互いにアラーキー好き、というあたりで趣味が一致。楽しい時間を過ごしました。

ちなみに、アラーキーの展覧会がやりたい、というのも私のひとつの夢。

今回のカタログにも、僕のエロ好き?が現れていて、美人画が多いのですが、どちらかといえば、正統派の日本画、のなかでは、「美人画」というのはむしろキワモノ、B級的な扱いであって、それを上村松園が、正統の系譜に統合したのかもしれないが、今もある意味でB級、なのかもしれません。たとえば春信や歌麿が、正統派の絵画、であったかといえば、やはり、大衆のB級作品、であったでしょう。決して主流ではなかった。

けれども、そのB級のなかにある、様式美、あるいは女性の存在そのものに対する憧れや欲望、をきちんと伝える様式としての美人画はとてもとても魅力のあるもの。

京都だと星野画廊さんというところが、すごく関西画壇の甲斐庄とかあのあたりを扱われているのですが(僕は直接はしゃべったことないけど)、関東でのそういうジャンルでの雄として頑張りたいです。

ちなみにこのエロス、という事に関して、女性スタッフは案外好きなようで、ウチでは春画も扱うのですが、結構おもしろがってます。女性のエロス、というものは男女共通の興味の対象なのかもしれません。

あれ、脱線したな、いつものように。

まあウチは物故作家や江戸の画家の扱いが多いのですが、今後は同世代の新作もやりたいと思ってます。もし良い人がいたら紹介して下さい。

(たまに、いきなり自分の作品を「査定、買取」して下さい、という素人の方がいますが、それは一種勘違いですので、お間違いなきよう)
  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年02月08日

カタログとメルマガ

カタログ一八号の制作が佳境に入ってます。日曜も頑張って解説書きをシコシコ。。でも、非常に勉強になる作業なので、担当スタッフは張り切って詰めてます。

写真は今回から新しいカメラマンに変わって、非常に非常に優れたモノになりそう。なんと、白洲正子や岡本太郎も撮ったカメラマンに作品を撮ってもらいました。すごーく味のある方。仕上がりが楽しみです。

で、そんなことでスタッフ多忙のため、とっくにメルマガ(日本語も英語も)書けているのに、発行ができないでいます。編集作業が必要なので。。。このブログは、思いつきで、どんどん書けるし、多少の誤字脱字は目をつぶってるので、さっとかけるのだけど。




  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年02月07日

カタログに登場する作家 予告編

次回のカタログ一八号に登場する人たち、今回も豪華ですよ!

岡鹿之助の素晴らしい細密画、利休から浅野長政にあてた手紙を初め、鉄斎や太田垣連月、そして美人画特集として懐月堂派の美人画から寺島紫名などなど。

随時予告していきます。

  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!
Posted by syukado at 19:45コメント(0)トラックバック(0)

2009年02月03日

朝日朝刊の記事

不況のニュースはむごいですね、あまりに朝刊読んでると多くてやになります。

あんまり関係ないセクターの人、会社もいるはずなので、そういうところも報道してほしいですね。

さて、日曜の朝日朝刊には刈部東大(准?)教授が西部元教授にインタビューしていました。刈部君は大学の同級生で、かしこさで一目置かれる存在。彼の奥さんが素敵な人なんだなあ。生活力があって美人で優しくて。彼は宇宙人みたいなひょろひょろ(人のこと言えないが)の人なんだけど、あんなたくましく素敵な奥さんがいるということは彼も理論はともかくいい人なんだろうなと。

ただ、あの西部さんは個人的にはあんまり好きじゃあない。一時期小林よしのりさんと共闘して、今は分かれている。文章がいささかペダンティックなのがね。でも正論(アメリカを許していない)とか、もいう。好きじゃない印象は、東大の講演会で、ふるえながら質問するうぶな東大生を、衆目の面前で罵倒したから。同席した蓮實先生にたしなめられていましたが、まあ、なんか意地悪な印象ね。もしかしたら彼なりの愛情表現かもしれないけど、印象は悪い。

で、インタビューはどうだったかといえば、過信に陥った「市場主義」はよくない、という話。市場主義礼賛から、市場主義めったたたき、とマスコミの論調は一貫性なくダメだよね。と刈部君がどちからというと誘導した印象も。以外の読み応えがないのが残念でした。どのみち、安全圏にいる学者さんの言うことだもんね。
  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!
Posted by syukado at 09:11コメント(0)トラックバック(0)

2009年01月28日

同窓会

武蔵同期の同窓会(といってもプライベート的な)があって、参加させてもらいました。ほんの短い間だったけど、其れぞれの個性は変わらないのに、みな成長しているのが楽しい時間でした。  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年01月25日

ぶれない、ということについて、と日本の景気、サンプロ

政治の話を書きます。直接美術とは関係ないので、興味のない人は読み飛ばしてください。でも、日本の景気は全ての人に関係あるし、もちろん美術にも関係あるので、興味をもたずにはいられないのです。

最近、麻生さんは「ブレている」とマスコミに言わせないように、という指示を出しているそうだ。本当だとしたら、やはりだめな人だ。

「ブレている」ように「見える」「見えない」は本質的なことではない。雨が降れば傘を差し、晴れならばコートを脱ぐ。今日は傘を差す、と指示したから、雨がやんでもさしたまま、という事で意地をはっても意味がない。朝令暮改に見えてもよいのだ。文春が新潮が朝日が日経がテレビがなんと言おうが良いではないか。本当の自信、あるいは理念がぶれていなければ、わかる人にはわかるのだ。そういう理念はないのだとしたら、意地を張る必要はない。そんな意地に振り回される一億二千万人の身にもなってくれ。

最初に、宰相としての準備がない人が総理になる、というこの国の仕組みにも不幸がある。十分な準備期間と議論の試練が用意されている、アメリカ大統領制度がうらやましいが、まあこれもブッシュが世界を無自覚に食い荒らす8年をもたらしたのだから、どちらがよいと決めつけることは出来ないのだろうけど。

ところで、録画してあったサンデープロジェクトを見た。渡辺喜美と私の好きな江田けんじ対談、竹中・金子対談、伊藤忠の丹羽さんのインタビューと続いた。

渡辺議員はちょっと格好つけすぎ、という感じもなくはないし、週刊誌に出ているように、いろいろ矛盾もあるだろうが、今の時期に自民党を割る、という行動力は買うべきじゃないか。というか、自民党の議員は単に生き残り、という身も蓋もない論理に基づいても、じっとしているヤツは死ぬだけだろう。

でもそんな週刊誌的・新聞的な政局はどうでもよい。要は国家のグランドデザインを描ける政治体制が組めるかどうかだけだ。

その意味で、竹中・金子対談は面白かった。新潮には厚顔無恥な竹中、とボロクソに書いていたし、竹中は金子氏がしゃべるのを遮るアンフェアなしゃべり方(政治家になってああいう強引さが身についたのか)も気になったが、ああして議論をすることで、問題点がなんなのか考えることが出来る。金子氏にも竹中氏にも感謝である。

丹羽さんがそのあと登場、本当は全否定とか全肯定でない、議論が必要だ、といったのはその通りで、会社の経営の現場では、相手の論破が不要。問題点の解決が問題なのだ。マスコミやテレビでは、誰が悪いとかいいとか、バカとかかしこいとか「評価」が問題になってしまうが、本当は「いかに理想を描いて」「いかになすべきか」を論じることなのだ。




  続きを読む
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年01月24日

きもの人さんの新年会

「きもの人」の伊藤さんの新年会にお招きいただき、参加しました。
素敵な「和」の会でしたが、一番のニュースは娘さんが一緒に働き始めたことではないだろうか。
ああいうエネルギッシュな方が肉親にいるということはどんな気持ちなのだろうか。
とまれ、魅力のあるお母さんに育てられたことは幸運な娘さんだと思う。

伊藤さんは、2000年から、高級商材のきもの(数千万の商品もあるらしい)をネットで売る、ということを本当に単身で始められ、成功を収めるという凄いことを成し遂げられた。ネットでは高級品は売れないよ、という常識をひっくり返したのだ。私は彼女に見習うべき、と思い、教えを請うたのだが、彼女に学んだのはともかく、ポジティブさ、率直さ、積極性、それから自分の力を知ること(出来ないなら出来ないことを認めて人に聞く、出来ることは自分で認めてあげる、信じる)。

つまり、成功は、技術ではない。諦めない、強さだ、ということ。タイプは違うけど、「もぐもぐ共和国」の女性も、したたかな人だったな−、カワイイのに肉食系というか。ああいう強い女は日本を元気にする。ネットをやって面白いのは、こういう出会いがあることだと思う。

(僕はPC(オタク系)と映画・演劇・芸術・文学(文学系?)が共に好きだが、居場所がない(クロスする人と出会わない)10代、20代だったが、ネット+WIN95が出た14年前、自分の時代が来たと思ったものだ。しかし、こういう強い人たちとの出会いは想定していなかった。東大の女性は、頭が良くて器用な人は多いのだが、理屈抜きの強さのある人はいなかった。勿論男性は99%ヒヨワだ。最近の二世議員(安倍福田麻生的な)と同じように。私も例外ではない。で、仕事と人生はこういう出会いを連れてきてくれる。)

彼女がお店を出すに当たってはいくつもの奇蹟があったという。信じていれば、奇蹟は起きる、というのは確かにあると思う。100の努力にひとつの奇蹟だろうとおもうけれど。伊藤さん、今年もよろしくお願いします。

  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!
Posted by syukado at 00:46コメント(0)トラックバック(0)

2009年01月23日

入荷続々

美術商というのはどうしてこんなにバタバタしているのだろう、あっという間に時間が過ぎて、予定していた作業がこなせない。

しかし、この1ヶ月で様々な作品を入荷した。鉄斎、利休もある。ただいま二月中にカタログを出せるよう、調整しています。

オバマさんが勝って嬉しい。やっと本来の理性的アメリカが戻ってくるのか。日本は麻生さんは早く船渠をやってほしい。だが、民主党も国防意識がまるで間違っているようで、こちらも不安。前原さんなど、考え方のしっかりしている人もいるけれど。  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年01月22日

勝間さんってホンモノかもしれない

みなさんは、勝間和代ブームというものがあったことはご存じだと思います。私も3,4冊は少なくとも読みました。

ただ、あまりにも著作が多いので、ちょっと正直胡散臭く思う部分もありました。
ただ、youtubeで、テレビ討論に参加しているのを見て、この方はかなりの人ではないか、と思いました。ちなみに一部で国賊扱いされている竹中さんも気を吐いてましたね。私のお客様や親戚でも竹中さんはあまりよく言われない方が多いのですが、責任のある立場でものごとを遂行してきた方を、簡単に批判できるのかどうかは、考えなければいけない、と感じました。もちろん物事は批判と反駁で進むものですから、自由に批判したらよいのですが、必ずポジティブな意見、すなわち「TO DO」がないと、物事は前に進みません。

 

  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年01月20日

メルマガ

今年から自分でメルマガを書くことをあらためてテーマにしようと考えている。
今まで優秀なスタッフに恵まれて、おもしろいメルマガを打ち出せていたが、ある程度限界があるのは、「調べた」情報が表に出てきてしまうことだ。

現場の「実感」のある「一次」情報でなければ、メルマガには意義がない、というのがメルマガ界のひとつのセオリーだ。美術の情報誌とはいえ、そこには書き手の人生観、というか、生き方のリズムが出る。

業務が忙しくても、忙しくなくても、書き続ける、ということを自分に課してみたい。さしあたり、今夜から。

  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!
Posted by syukado at 08:14コメント(0)トラックバック(0)

2009年01月17日

ヤブヘビ

このところ、よかれと思ってやったことが、かえってヤブヘビになる、ということがいくつかあった。
人生にはいくらでもある。普通のオトコノコが、女性に振られるたびに少しずつ成長していく、のと同じ?事。でも、受け入れられる、自信をつけるプロセスも同様に重要である。プラス体験で成長できるようにもしたいものである。

最近、メルマガがつまらないとおしかりをいただいた。日中時間が取れなくなったので、スタッフにこの3年くらいは、書いてもらっていたが、自分で書くべき時が来たと思う。

女性スタッフのお目出度が続いており、仕事の調整が難しい。みな優秀で素敵な女性ばかりなのだが、小さな会社にとっては、大変なことではある。よい人を取るためには膨大な手間がかかるが、人には其れぞれの都合がある。

ヨノナカの大不況で、内定取り消しの人が多いと聞く。しかし、こんな時代でも、本当に中核になる人材を会社は求めていると思う。同時に、そういう人に育てる責務も会社にはあるだろう。

  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年01月08日

アートコレクターという雑誌の2月号に載りました

http://www.syukado.jp/jp/press/history/artcollector2009_02.html
私のインタビューが、アートコレクターという雑誌に掲載されました。

「不況に強い美術とは」というテーマで取材を受けたのですが、ちょっとテーマに戸惑いながらたどたどしく答えた結果です。

ただ、本当を言えば、あまりコレクターの方に、不況だ好況だとあまり吹聴するのはいかがな物かと思っています。マスコミが煽るほど、実体経済がイキナリ縮小しているかというと、必ずしもそうでもない部分もあります。例えば、今朝の日経でも、内需部門の会社128社は増収増益で、最高益更新の会社もあったということで、すべてがダメということでもないのです。

美術の需要も、マスでみると減っていると思いますが、おかげさまで私たちはそう小売りの成績が違う、という事でもありません。個別のお店でも似たような物ではないでしょうか。ただ、世間で思うほど美術商は儲けていませんので、ちょっとの下ぶれでも結構みなさん経営は大変だと思います。思いますが、ユーザーの方が一喜一憂するようなことではないと思います。美術商やオークション会社は厳しい状況とはいえますけれども。

インタビューの内容は、古美術や版画(棟方志功やメゾチントの作家の事を意識している)は、あんまり景気に左右されないよ、という事を申し上げていますが、あまり高尚なことはしゃべっていないので、他のそうそうたる方(浅木美術倶楽部社長や、日動画廊の長谷川智恵子さん、現代アートのミヅマさんなど)の個性あるコメントにはさまれて、なんだかマヌケなことをしゃべっているなあ、と自己嫌悪に陥ってます。


  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

予告編に感動

中西健二という人がいる。私が映画の道を志して大学で8ミリを撮っていた頃、変わり者の先輩が大学のサークル東大「映画舎」にいて、「ピンボールの魔術師」という映画を撮っていた。わたしは「映画研究会」で、サークルは違うのだが、本気で映画を撮っている人間はきわめて少ないので、彼は少し目立つ存在だった。それが中西さんだ。
いささか変わり者だったと思うが、映画への情熱は確かな人だった。その頃、もう少し年上に中田さんという人(この人も映画舎だったか。映画日和、という同人誌を出していた。アジア映画レポートなどを中田さんは書いていた。これも質が高い同人誌だった。)がいて、この人はリングという映画を撮って後に有名な監督になるが、その頃、8ミリは撮っていなかったと思う。

僕は映画に挫折して、そのあと彷徨するが、中西さんは映画界に入った模様だが、消息はわからなかった。みた映画のクレジットは必ず最後まで見るのだが、名前を見つけられなかった。唯一、たけしの撮った最初の映画でクレジットを見かけた。

それがビックリ、昨年処女作を撮っていた。青い鳥、という映画である。

予告編をネットで見た。大変に感動した。

ショットがショットになっている。演技が、恐い。本当の演出だから、恐いのである。

ショットがショットになっているという意味は、ヒトコマずつの撮り方と、その連続(モンダージュとかいう)のリズムが、いかにも「映画的」で、リリカルというか、心地よいのである。この映画がヒットしたのかどうか、(2008年)今の時点ではよく知らないのだが、絶対本編も良いのではないかと推測した。

いじめられて死んだ子供の机を戻して、死んだはずの児童に、新任の教師が毎日「話しかける」という突飛な設定の映画なのだが(重松清の原作だったか)、映像を見る限り、映画として成立しているようだ。

話としても現代社会にとって大事なテーマで、ネタ不足といわれているハリウッドも、見習ったらどうかと思う。大事なテーマはいくらでもある。

うまく機会を見つけて、本編を見たい、と思っている。

それにしても、20年、ずっと頑張ってこられたのだと思うと、敬意で頭が下がる。続ければ、夢は叶う。  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!

2009年01月04日

今日のとあるメールへのお返事

先ほど、或方へ書いたメールですが、こちらにも転載しておきます。
私たちも、幸せ、という事について考えるべき時期じゃないかと思います。

-------------
おめでとうございます。
こちらこそお世話になりました。

メルマガはやはりここらで自分で書かなくては、と思ってます。
どうやって時間を作るのか、が問題ですが。英語メルマガも、自分なりの英語を書いてみなくてはいけませんね。

ところで北欧の国にかかわっていらしているということは、とても旬かもしれませんね。
本日のテレビでも、フィンランドの国のすばらしさ(NOKIAと産官学の教育・研究制度など)が特集されていました。先日ウチにいらしたお客様は北欧の世界的な機械メーカーの社長さんで、書軸をぽんぽんと二つ買って行かれました。

日米欧が共に沈んでいる中、特に社会福祉の点で最悪なのがアメリカ、次いで日本、であることが明らかになってきていますが、北欧は高負担、高福祉を支える国のまとまりと危機感がある。日本もマネできるといいと思います。もう住んじゃおうかしら、とも思いました。

----------------------

SIcKoという、マイケルムーアの映画を見たが、アメリカの健康保険制度は完全に狂っていて、まともに医療を受けられない体制になってしまっているらしい。アメリカは日本人にとってあこがれの国、という部分があったのに、医療制度といい、金融の崩壊といい、風通しの悪さは日本にも負けない点がある、と感じた。医療と教育は有料、というのが日本でも常識だが、この映画などで、ヨーロッパやカナダなどで、教育が全く無料あるいは、医療費も無料、という国が案外多い、ということがわかった。日本でも道州制を設けた暁には、例えば東北地区では、北欧やフランス・イギリスなどにならって、教育、医療をタダ同然にしてみてはどうか。税率は多少高くなるだろうが、かの国々で直間比率など、よく研究すれば決してできないことではないだろう。


  
一票入れる ←あなたの一票をお願いします!
Posted by syukado at 21:54コメント(1)トラックバック(0)